ドローン初心者が人気資格の【ドローン教習所|基礎技能講習】に行ってきました。

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ドローンの資格

ドローン教習所ってなに?

ドローンの資格取りたいけどどれを取ればいいの。

ドローンスクールの様子が知りたい。

ドロ―ンスクールが多すぎて迷っていませんか?
2021年現在、国土交通省で認定を受けているのドローン講習の管理団体は約40団体、その各団体が管理するドローンスクールは約700も登録されています。ドローン初心者がその中から講習を受けるスクールを選ぶのは至難の業でしょう。ドローンインストラクターを目指している私が、数あるスクールの中から選んだ「ドローン教習所|基礎技能講習」に行った様子を細かくお伝えします。
この記事を読んで「私も行きたい!」と思っていただければ嬉しいです。

【ドローン教習所|基礎技能講習】ってなに?

ドローン教習所の概要

ドローン検定協会が全国に展開する「ドローン教習所」では、「ドローン操縦士養成講習」が実施されています。自動車学校とドローン検定協会で共同で開発した自動車教習のノウハウを取り入れた、無人航空機講習カリキュラムによって、受講開始までに無人航空機(ドローン)の操縦経験がなくても、終了時には許可・承認申請に必要な最低限の操縦能力を身に着けることができます。また、ドローン操縦士としての資格を取得することが可能です。

ドローン教習所公式HP

簡単に言うと、「自動車教習所のノウハウを取り入れ、未経験者でも修了後には最低限の操縦能力を身に着けたドローン操縦士になれます」ということです。

ドローン教習所終了証を取得

基礎技能講習・応用技能講習を修了すると各講習の資格が認定されます。そしてこの情報がドローン検定公式サイトのメンバー情報並びに国土交通省航空局のDIPSシステムと連携されており、許可・承認申請時を簡素化することができます。

指導する教官|ドローン検定協会公認指導員(CRPI)

ドローン検定協会公認指導員CRPI(Certifiod Remote Pilot Instructor)とは、指導員をしての教養を持った教官の証です。公認指導員の養成プログラムも自動車教習所と共同開発しており、技量が千差万別の受講者に対して適切な指導を行える教官になるための内容になっています。

【ドローン検定|基礎技能講習】受講費用

次に基礎技能講習の受講費用です。ドローン検定4級の所有者は座学1が免除されます。したがって16,400円値引きとなります。ドローン教習所の中でも運営校によって若干違いがあるようですので申し込みの前に確認してください。
なお、この方法での資格取得の方法を詳しくした記事もございます。
ドローン初心者に必要な資格を最も安く取る方法|【検定4級&基礎技能講習】

座学1※4,100円4時限16,400円
座学24,100円1時限4,100円
シュミレーター訓練3,080円9時限27,720円
実機訓練8,140円1時限8,140円
修了試験8,140円1回8,140円
入校金28,000円
合計受講料87,300円

ドローン検定の取得の方法は「資格取得ドローン検定」をご覧ください。

いよいよ受講!【ドローン検定|基礎技能講習】

ドローン教習所に行ってきました。結果だけ言えばこれだけなのですが、私にとっては奇跡の講習でした。行こうと思い立ったのが講習日2日前です。普通ならこの時点で諦めるのでしょうが、とりあえず電話しました。なんと1席空きがあるとのこと、これは行くしかないと家族と相談。なんと許可され、次は会社に有休の相談、まさかの許可。奇跡です。さて私の事はこのくらいにして講習内容ですね。

座学

ドローンの操作方法

ドローン検定所有者への講習ですから、まずは送信機のモードの説明これは自分の書いた「【絶対解決!?】プロポ(送信機)-初心者は一度は絶対悩むドローンのモードの話」のようなものでした。
そして自分の使用するモードを決定します。自分も含めて全員モード2です。
続いてドローンの操作(スロットル、エルロン、ラダー、エレベーター)の説明。

安全に飛行させるための講習

航空法、禁止空域、飛行方法、小型無人機等飛行禁止法をわかりやすく講習いただきました。どれもドローン検定3級で学習したところでした。「【ドローン検定3級】資格取得へ! №15 |航空法」気になる方はご覧ください。
そして国土交通省への許可承認(DIPS)の方法、事前登録、事後報告について。
これはスクールによって違うのかもしれませんが、国土交通省へ申請が必要な基礎技能講習での10時間飛行の証明だけではなく「禁止空域:人口集中地区での飛行許可」「飛行方法:人または物件との距離を30m以内での飛行承認」も同時に行えるとの事でした。
※スクールによって違う可能性がありますので、事前に講習を受けるドローン教習所へ確認してください。

フライトシミュレーター”リアルフライト7.5”

ここで使用するフライトシミュレーターは”リアルフライト7.5”です。教室に入った時に目に入って驚きました。自宅で練習しているもの、しかもこのブログで触れているものが教材になっているとは思ってもみませんでした。後で気が付きましたがホームページをよく見れば載っている情報でした。

このブログでの「リアルフライト9.5」のレビューはこちら

基礎編

まずは広いステージに四角や丸の描いたステージです。機体を少し浮上させその四角をなぞるような操作、丸も同じようにします。八の字も行いました。ヘディングを変えずにクルクル・常に円の中心を向てクルクル、常に進行方向を向いてクルクル…(-_-)zzz
みんな真剣でシーンとしている中、クルクルしていたので伸びをしたり持ち込んだコーヒーを飲んだりして頑張りました。

応用編

続いて、障害物が多くあるステージでのシュミレーションです。教習所のオリジナルのコースのようです。
1つ目は高い壁を越えたり、大きな四角い枠をくぐったり、着陸位置に上手く着陸させるなど比較的優しいものでした。
2つ目は高い柱を使いスラローム飛行、小さめのリングをくぐり抜けて進んだりしました。ちょっと難しい印象でした。
途中、GPSモードとATTIモードの切り替えや強い風の設定にしてシュミレーションしていました。

GPSモードは、位置を測位するので比較的その場所でホバリングしますが、

ATTIモードは、GPSを無効にするので風の影響を強く受けるので風下に流されていきます。

ただひたすら、そのステージを周遊していました。基礎ステージに比べれば楽しいものでした。

チャレンジ編

ここにつきましては、動画準備中です。近日公開しますのでお楽しみに!!

トライアルチャレンジ

ステージに四角い枠や着陸位置が置いてあります。それらを制限時間内に指示通りの順番で通過・着陸するというチャレンジです。ステージはレベル1~10まで用意があります。高さセンサーのない機体(スロットルの微妙な操作が必要です)なので結構難しいですが、楽しいシュミレーションでした。

カメラチャレンジ

広いステージに被写体が複数用意されています。それらを時間内にカメラに収めるのが目的です。
これもレベル1~10までステージが用意されています。シャッターは自動で切られるのですが思った以上に近づかないとシャッターを切らないのでイライラしてしまいました。
競走ではないのですが、張り合ってしまいますよね。

実機訓練

さて、いよいよです!!
昼食を挟み、車の人は各自現地へ、車のない方は教習所の用意で移動しました。近くにあるフットサル場を利用するようです。
講師の先生が実機を出すたびに(おぉ~)と思っていました。「Mavic Pro」「Mavic Mini」「Mavic Air2」の3機種7体ありました。

スクエア訓練

ヘリポートとマーカーコーンを9か所に置いていきます。テンキーをイメージしていただいて⑤にヘリポート、⑤を除く①~⑨にカラーコーンを置きました。だいたい3m間隔くらいです。
ドローンを目の高さにホバリングさせ②→⑧や①→⑨などの講師の指示に従い操縦させていきます。
やっぱり実機は楽しいです。Mavicシリーズは初だったのでさらに楽しいです。

長距離訓練

休憩をして少し距離の長い操縦です。フットサル場のゴール前~ゴール前ですから約35mです。
やはり遠くのポイントへの着陸はぴったりいかないですね。
あっという間に実機講習終わりました。締めのあいさつであっさり終了でした。

応用技能講習「目視外」とは

基礎技能講習終了後、休憩を挟んで応用技能講習「目視外」です。
実はこの講習を知ったのは基礎技能講習の1日目でした。まだ空きがあると声を掛けられましたが、一度断りました。理由は察してください。そこから、「これから飛ばしていくのなら必須だな」「今度この講習が静岡に来るのはいつになるんだ?」「静岡に来たとしても、2時間のためにまたここまで来るのか?」とフライトシミュレーターをやりながら葛藤していました。そして講習の休憩の時に「目視外受けたいのですが?」と申し込みました。

応用技能講習「目視外」対象者・受講料・内容

受講対象者:ドローン検定「基礎技能ライセンス」の所持者(つまり基礎技能講習を受講した人)です。
受講料:34,800円(講習代・ライセンス発行料・機体レンタル代含む)※スクールによって変わる場合がありますので、事前にご確認ください。
講習内容:「Mavic」を使っての実技講習。FPV操作の実戦で目視外飛行の訓練を実施します。

目視外の定義

ちなみに「目視外」の定義はいろいろ言われていますが、

機体から目を離した・見失った瞬間

飛行中にスマホ・タブレットなどの端末を見た瞬間

機体が目視可能でも、ヘディング(前方向)がわからなくなった時

と、かなり厳しいです。
空撮など飛行の幅を広げるのであれば、取得しても損はないと思います。

我妻(あずま)講師

今回お世話になりました。我妻(あずま)講師です。

関西の方で少し関西弁ですが、大変聞き取りやすくわかりやすく楽しい講習でした。ありがとうございました。

写真掲載の許可はいただきました。
感謝を込めてリンクを張っておきます。
ドローン教習所 ドローン航空学校大阪校

ドローン検定|基礎技能講習|応用技能講習「目視外」のまとめ

今回、基礎技能講習|応用技能講習「目視外」を受講しました。
睡魔と戦った時間も少しありましたが、楽しい講習時間でした。
この後の流れとしては、

ドローン検定メンバーサイトに今回の情報が反映される
国土交通省航空局DIPSへ許可承認申請をする
国土交通省航空局に許可、承認される

となります。約3~4週間かかると思われます。

あなたのドローン飛行が快適になりますように、情報発信していきたいと思います。
ありがとうございました。

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