【ドローン検定3級】資格取得!|バッテリー|ブレードの回転

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ドローン検定3級

ドローンの資格、何を取っていいのかわからない」「規制がわからなくてどこで飛ばしていいかわからない」と、迷ってるのならとにかくドローン検定3級を取ってしまいましょう。ドローンインストラクターを目指し検定3級を取得して野外飛行を楽しんでいる私が、ドローン検定3級の「バッテリー&ブレードの回転」についてお伝えします。ドローン検定3級の資格取得のお手伝いができればうれしく思います。

無人航空従事者試験3級4級標準テキストをお持ちの方は一緒に

バッテリーの種類

 名称   リチウムポリマーバッテリー    ニッケルカドミウムバッテリー  
 略称 リポバッテリーニッカドバッテリー
  メモリー効果  ないある
自然放電少ない大きい
容量特に大きい小さい
危険性・発火する恐れがある
・過充電、過放電に弱い
・カドミウムが人体に悪影響を及ぼす
有害物質である

メモリー効果とは充電を使い切らずに再充電すると本来の出力性能を発揮できなくなる現象)

ほかにも、
「ニッケル水素バッテリー」・・・エネループなどの充電池が有名ですね。
「リチウムフェライトバッテリー」・・・出力、耐久性など大変優れていますが高価なのです。

充電器

リポバッテリーの性能表示

リポバッテリーの起電力

リポバッテリーは「セル」という単位で製造され「S」と表記します。
1S(セル)=「起電力」(バッテリーが発生する電圧)が 3.7V(ボルト)です。
そのセルを複数持つバッテリーがあります。(そのセルは直列につながっています)
つまり「起電圧」を求めるには セル数 ✕ 3.7 = そのバッテリーの起電圧 です。

リポバッテリーの出力時間

バッテリーの容量の表記を「mAh」という単位で表します。例えば3000mAhの容量のバッテリーがあります。これは3000mAの電流を1時間(h)安定して流すことができるという意味です。当然数が大きければ容量が大きいバッテリーということになります。
そして出力の最大電流値を表すを、放電能力と言い単位を「C」(キャパシティ)と表記します。この「C」キャパシティがわかると使用可能時間を割り出すことができます。
「3000mAh」のバッテリーで放電能力が「4C」と表紙されていたとしたら
3000(mAh) ✕ 4(C) = 12000(mA)となります。
ここから 3000(mAh) ÷ 12000(mA) ✕ 60(分) = 15(分)
となり、このバッテリーは 15分でバッテリーがなくなるよ。ということとなります。
公式とするのならば (1000mA = 1A)
バッテリーの容量(mAh) ÷ 使用する電流(mA) ✕ 60 となります。

この計算出るヨ~

覚えときナ~

リポバッテリーの出力特性

 リポバッテリーは高電流を安定して出力できますが、充電がなくなると急激に出力が弱くなります。そのせいで墜落やロストなどの事故が起こります。まめにチェックして無理せず飛行しましょう。

リポバッテリーの充電時間

 ここは事故につながりかねないので十分覚えておきましょう。
エネループなどの充電をする際に勝手に充電が終わってることがあると思います。
それはニッケル水素バッテリーで「デルタピーク」という現象が起き自動で停止します。
しかし、リポバッテリーはデルタピークは起こりません。
複数のセルを持つリポバッテリーは充電時に 均等に同じ電圧で充電しなくては危険です。
そのための装置を「バランサー」と呼び、バランスを整えながら充電することを「バランス充電」と呼びます。
例文に3Cで充電が可能なバッテリーを2Cで充電すると約30ふんで充電が可能になります。
充電時間 = 出力時間 ということを頭に置きましょう。
上記の出力時間に載せた「C」(キャパシティ)の 1C = 充電容量を1時間で使い切る放電能力と言う意味 ですが逆の意味でもあるのです。 1C = そのリポバッテリーを1時間で満タンにする充電電流となります。
つまり、容量に関係なく 1C の充電電流で充電したときは 1時間かかるということです。
もちろん 2C = 1/2 時間(30分) ・ 3C = 1/3 時間(20分)になるわけです。
ただ、各バッテリーには最大充電電流がありますので設定は適切に行ってください。

バッテリーの規格を入力すると

時間を計算して自動で切れるものもあります。

バッテリーの保管

リポバッテリーは内部で化学反応を繰り返しエネルギーを保持しています。満充電での保管すると内部で化学反応が起こりにくくなり、最悪使用できなくなってしまいます。逆に放電状態も寿命を縮めます。温度にも敏感なので直射日光などの高温も避けましょう。つまり、充電は60%程度ににして日の当たらない室温で保管しましょう。高性能な充電器には「ストアモード」という充電60%程度にしてくれるものもあるそうです。

リポバッテリーの破棄

使用できなくなったバッテリーの破棄にも注意が必要です。ここでも発火の危険があります。バッテリーを塩水に漬け数日放置します。バッテリーから泡が出なくなったら各自治体の指示に従い処分してください。

ブレードの回転

回転の表現

まず回転について 英語表記を覚えておきましょう。
時計回り  = 右回り = クロックワイズ      = C.W.
反時計回り = 左回り = カウンタークロックワイズ = C.C.W

ブレードの組合せ

ドローンは隣り合うローターが逆回転となるように配置し、反作用を打ち消しています。このローターの出力差で回転(ラダー操作)を実現しています。ブレードの交換の時は、回転方向が決まっていますので十分注意して交換しましょう。

ドローン検定公式サイト

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